ごあいさつ


 沼田町は昭和10〜40年にかけて石炭産業が盛んで、当時の人口の約半分が炭鉱地域に住み、町の人口も最盛期には2万人を数えました。しかし、昭和40年代のエネルギー変革により国内のエネルギー事情は石炭から石油へと変わり、産業構造も大きく変化しました。その影響から当時、町内にあった明治鉱業昭和鉱業所、雨竜炭鉱、九州鉱山太刀別鉱業所の三事業所が相次いで閉山となり、炭鉱地域のほとんどの人々が転出を余儀なくされました。町としても人口流出や残らざるを得なかった高齢者への対策として昭和44年1月16日に養護老人ホーム『和風園』を定員50名で開園しました。

 その後、入園者の増加に対応するため昭和46年に50名を増設し昭和47年1月からは100名の定員で運営し、平成元年には居室を増築して大部屋解消を図り入園者の生活環境の改善に取組んできました。

 しかしながら、近年では全体の老朽化が進んできたことから平成14、15年度の2カ年で施設の新築を行い、合わせて完全個室化を図り、利用者の皆様により快適に生活していただいています。

 また、高齢化に伴う国の老人福祉法等の改正に伴い平成18年10月からは園内に「特定施設入居者生活介護事業所」と「訪問介護事業所」を開設し、入園後に介護が必要になった場合でも介護サービスを提供することで安心して暮らしていただける体制を整えています。


建物の写真


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